金銭管理が危うい7つの兆候

金銭管理に苦戦する人の画像 節約術
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こんにちは、mizukiです。

最近、私の最初の借金は10代の頃にクレジットカードのリボ払いで始まっていたことを思い出しました。当時は学生で、借金という認識は薄かったのですが、それでも少しずつ借金グセがついていたんです。

その後、社会人になってもクレジットカード払いを続け、いつも翌月の自分に借金する生活でした。安定した企業に勤めていたからこそ、なんとかなってしまっていたのです。

今の500万超の借金も突然ではなく、昔からその兆候があったことに気づきました。生活がなんとか回っている今でも、環境が変わればどうなるかわかりません。

今回の記事は、金銭管理に少しでも不安を感じている方の参考になればと思います。

支払いが常にクレジットカード払い

まず、基本支払いがクレジットカード払いという生活は危険です。

手元にお金がなくても買い物できてしまうんだから、それはそれは魅力的で便利なツールです。

上手く使えばポイントも貯まるし、海外では身分証明の代わりになったりもしますから、この電子マネーの時代に1枚も持っていないという方は少ないでしょう。

どうしても必要なものだけど今すぐには払えない、という買い物も、支払いを小分けに分割できてしまうんです。

油断すれば使いすぎるのは当然ですよね。

私の人生初のクレジットカード生活は、学生時代にスタートしました。

当時海外留学するのにどうしても必要で、返済は帰国後からできるリボ払いのカードを申し込みました。

一番最初にカードを切るときは、本当にこれで決済できるの…?

って思っていたはずです。でも慣れるまでは一瞬でした。

そして帰国後に貧乏学生生活が始まった私は、ここから少しずつカード漬けの生活が当たり前になっていったのです。新卒で会社員になった時点で、すでに給料からリボ払いの返済をしていました。

クレカによる買い物は現金よりも2割消費が増えるとのデータもあります。これには非常に共感。

手元に資金はあるけれどあえて使う、使ったら手元の資金を支払い用に分けて管理する、くらいでないと、確実に使いすぎて破滅のもとです。

解決策

  • クレジットカード利用額を収入の範囲内に抑える
  • 利用した分はすぐに支払い用に資金を分ける
  • リボ払いは避け、一括払いを基本とする

お金のかかる趣味を持っている

趣味や夢中になれることがあることは素晴らしいと思っているのですが、あまりに夢中になっている場合、借金してでも今すぐその楽しみを味わいたい…ってなりがちです。(私は残念ながらそうでした)

新卒の頃から支払っていたリボ残高も、少額だったので一年ちょっとで払い終えてすっきりしていた私、すっかりクレカの便利さの虜になっていました。

当時趣味で国内を行き来する機会が頻繁にあって、少しでも交通費をお得に支払いたいと思った私は、学生時代からのリボ専用カードに加えて、初めて自分の意志で新しいクレカ(ビューカード)を作ります。

それがとっても便利で!まず普段の利用で便利。電車に乗るときオートチャージできるから。

そして、ビューカードは無理なお買い物をしても、あとからウェブ上で自由に支払い回数を変更できるカードだったんです。

今月厳しいけどどうしても趣味にお金をかけたい→支払ってから後でなんとかしよう。

危険とはわかっていても、当時の生きがいだったし、それが仕事を続ける理由と言っても過言ではなかったし、最悪ボーナス一括払いにできるから、なんとかなってしまっていたのでした。

クレカメインの話になってしまいましたが、心酔してしまうような趣味がある場合は金銭感覚どころのお話ではなくなってしまうので危険です。

だからといってどうしようもないこともわかるのですが…

解決策

  • 趣味にかける予算をあらかじめ設定し、その範囲内で楽しむ
  • 必要以上にお金をかけないよう、支出を見直す
  • ボーナスなど臨時収入で趣味費を補填するのは避ける

貯蓄を取り崩しがち

目的がある貯蓄を、その目的達成のために使うことは素晴らしいことですよね。

でも私の場合そうではありませんでした。

単純に、無計画なお金の使い方をしたせいで今月の支払いが追い付かないから、
「これまで貯めてきたお金でなんとかしよう」という考えで安易に大事な貯蓄に手を出していました。

例えばそれが病気やケガでやむを得ない事情だとしたら、理にかなっていると言えます。

でも万が一のためのお金を普段から使ってしまっている時点で、それは一回や二回では済みません。

よく「二度あることは三度ある」といいますが、本当です。

一度落ちと慣れてしまうんです。
貯蓄の解約だけでなく消費者金融の利用も、慣れたら最後、どんどん追加利用するようになります。

一度貯蓄に手を出した時点で自分の行いを振り返って反省できるようならいいのですが、人間とは自分に果てしなく甘いもの…。

解決策

  • 先取貯蓄を導入し、そのお金はないものとして生活する
  • 貯蓄に手を出さないための緊急時の対応策を考えておく(予備費の設定、その他支出との調整、スキマバイトなど)
  • 予算を超える出費は、まず削減の方法を考える

支出を把握できていない

毎月の支出がしっかり把握できていないと、金銭管理において非常に危険です。

見えない出費が積み重なると、知らないうちに赤字が増え、借金に追い込まれてしまう可能性もあります。私もかつては支出を把握できず、その結果、家計が乱れ、借金が増えてしまいました。

月々の支出に加えて、年に一度や不定期に発生する支出も管理する必要があります。

保険料や車の税金、冠婚葬祭などの交際費、旅行など、こうした出費は忘れた頃に突然やってきて、家計を圧迫する原因となります。これらを見逃さず、事前に計画することで、急な支出に慌てることがなくなります。

解決策

  • 思いつく出費を全て書き出し、月単位でいくら必要か計算する
  • 出費を収入の範囲内に収まるよう予算の割り振りをする
  • 毎日予算と実績を見比べる
  • 年に一度や不定期な出費を年間予算に組み込み、少額でも積立を始める

一度でも借入したことがある

今は借金がなくても、過去に経験したことのある場合。全く経験のない方より間違いなく借金へのハードルが低いし、出戻りの可能性も高いです。要注意。

特に目的がなく、「単純に生活資金が足りないから」「欲しいものがあって我慢できないから」する借金が問題で、フリーローンや消費者金融でのキャッシングなどが危険です。

こういう借金はほぼ間違いなく常態化します。

私も普段から常にカード後払い生活をしていたので、なんとなくこのままじゃいけないな…という思いはありながらも、強い意志でその生活を断ち切ることはできませんでした。十数年間も。

そしてキャッシングや消費者金融など、現金を借りられる枠を一度作ってしまうと、申込~審査までの間に感じた危機感はなくなります。あとは枠内で借りたり返したり自由なので簡単だし、慣れてなんとも思わなくなります。

何度か完済したキャッシング枠も、一度使ったことのある枠が空いているものだから、結局その後に家計が乱れたときに簡単にまたキャッシング生活に戻ってしまいました。

解決策

  • 返済管理表を作成し追加借入しない前提で残高を減らしていく
  • そもそもなぜ借入が必要なのか?自分と徹底して向き合う
  • 完済した後にやりたいことを明確にする
  • 必要に応じて貸付自粛制度を利用する

自己管理が苦手

部屋が散らかり荒れ放題、財布の中身はレシートだらけ、時間の管理が苦手…

こんな状態はお金の使い方にも直結します。

特に住環境に対して強くそう感じます。
職業柄、人の自宅に訪問することの多かった私は、数々の”家の中”を見てきました。

富裕層の中で「自己管理できていないな…」と思うような散らかり方のお家は、一度も見たことがありません。

逆に頻繁に物を失くす、物の場所がわからない状態の方はお金がない方が多かったです。(資産の全てを把握しているわけではないので、正確にはわからないけど…)

一見関係ないようで、全てつながっています。

私は、今でこそ相当意識していますが、部屋の片付けも時間の管理も大の苦手でした。

そして当然のように、お金の管理も昔から苦手でした。一体何をどう管理すればよいのか、見当もつかなかったんです。

それでも繰り返し改善方法を考え続け、「家計簿をつけて出費を把握するだけでいい」というルールを決めました。まだまだ道の途中ですが、昔に比べてはるかに自分の傾向を理解できています。

自分を管理できていないと感じる場合、生活全般から見直す必要があるかもしれません。

解決策

  • 「1分だけ片づける」など、短時間でできるタスクを設定して取り組む

まとめ

「いつか貯めよう」

「今月は赤字だけど、来月以降調整しよう」

そのいつかは永遠にこないし、来月以降も赤字が続きます。

今回は身を持って体験した危険な金銭管理についてまとめてみました。

私は借金まみれになることはないって、誰もが考えているはずです。私もかつてはそう考えていました。

環境が変わって収入が減ったり支出が増えたりしても、どんな状況下でも、収支バランスを保っていきたいものです。

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