1兆円を使い切るなんて夢物語?その現実と意外な事実!

たびたび話題に上がる「もしも宝くじで高額当選したら」というタラレバ話。

よく「仕事を辞める」とか「南の島で豪遊する」みたいな、それだけで人生勝利!みたいな声も聞きますが

「億単位のお金が入ってきたからって、7億程度じゃあそんなに極端に裕福な生活にはなりえないよな…? 」

と常々思っていて、

「じゃあいくらあったらお金の心配ゼロ、好きなだけ、好きなことをできる生活になる??」とふと考えたんです。

もし、無限に使えるお金があったら私は何をしたいだろう。

日本一の富裕層は、どれだけの資産があるんだろう。

そう考えているときに、1兆円というのが私の中でキーワードとなったので、色々調べてみました。

1兆円=10,000億円

1億円が1万個あつまってできる金額が1兆円です。

資産1億円の人が1万人集まってようやく1兆円になるんです!

算用数字で表記すると、1,000,000,000,000円。ゼロが12個も並びます。

1万円札1億枚分です。

ロト7で1等を当てて6億円ゲットするとして、1,600回以上1等当選しないと1兆円には到達しません。どれだけ大きい金額なのか少し想像できると思います。

ちなみに2024年度の日本の国家予算(一般会計)は、約112兆円、国の借金である日本国債の残高は1,000兆円です。

1兆円=100トン

1兆円を現金でお目にかかることは、政府のお金を取り扱う日銀の行員でもそうそうないのではないでしょうか。(あったらすみません)

仮に現金で1兆円を用意すると、1千万円の大束10万個分です。

重さで言うと100トン、地球上最大の動物「シロナガスクジラ」と同じ重さです。

10キロの米袋1万個分です。

規模が大きすぎて、身近なものに例えようとしても私はあまりピンときませんでした。

ちなみに一万円札を一兆円分重ねると、その距離は10kmと言われています。

普通預金金利だけで毎年2億円増えていく

毎年1億円ずつきれいに使い切っていくとします。

仮に1年の初めに1億円口座から引いて、

残金9,999億円を全て銀行口座に放置して1年経過したとします。

現在の普通預金金利は(金融機関にもよりますが)0.02%。(2024年7月現在)

すると、1億円使い切った1年後に、1億9,990万円入ってきます

1億円減ったはずの残金は、翌年には100,199,980,000円(1兆1億9千9百98万円)

1歩進んで2歩下がるどころか、1歩下がっても自動的に2歩進むのです。

まったく減りません。

逆に2億円という大金(感覚的な話ですが)が、全体のたった0.02%でしかないのもすごいなと思ってしまいます。

金利の力、原資の大きさってものすごい影響です。

資産が1兆円を超える人は少ないと思いますが、少ない資産からでも「お金に働いてもらう」ための、資産運用関連記事をアップしています。

人生80年として使い切るには毎年125億円

せっかく使える1兆があるのだから、この人生で1兆使い切ってみよう!

たくさん学び、たくさん遊んで、自由に好きなことをしよう。と計画したとします。

人生80年と仮定すると、使い切るためには毎年125億円の予算です。

毎月10億4,166万円使うことを想定し、毎日3,424万円使わないといけません。

毎日3千万円超を使い切るって、実際のところ、もはや苦痛なのではないでしょうか。

そしてこの計算には利息は加味していないので、実際はもっともっと高額なお金を使えることになるでしょう。

1兆円あったら買えるもの

世界中にあふれるありったけ高級なモノ、サービスを調べてみました。

エルメスのバーキンヒマラヤ 2,000万円

高級バッグの代名詞とも言うことができるエルメスのバーキン。

なかでも「ヒマラヤ」という、エルメス史上最高峰のモデルがあるそうです。

定価そのものは800~900万円なのですが、希少性が高いあまり、状態のよいものはオークションで高値で売られるそう。

なんと定価の倍額以上の2,000万円ほどで取引されるようです。

そんなヒマラヤを2,000万円で購入するとして、100個手に入れても20億円です。

仮に20億円分バッグを買っても、1兆円資産がある人からすると資産1,000万円の人からみた2万円と同じ割合です。すごいですね。

宇宙旅行

今や夢のまた夢…

というわけでもなくなった宇宙旅行。

そう、お金さえ払えば宇宙にだって旅行先として選べるのです。

現在およそ5,000万円で宇宙まで行けると言われています。

1兆円あれば、ヴァージン・ギャラクティック(アメリカの宇宙旅行会社)のサブオービタルフライトで約202,020回宇宙旅行ができます。

1兆円のスケールがどれだけ大きいかわかりますね。

※サブオービタル飛行とは、地上から出発し、高度100km程度まで上昇後、地上に帰還する飛行をいう。(引用:国土交通省)

個人的には一番夢のあるお金の使い方だなと思っていて、いつか達成してから人生を終えたいと思っています。

旅先としてはまだまだ気軽な部類ではないけれど、民間初で宇宙に行った人物として、実業家の前沢友作氏が有名です。

銀座や六本木の商業ビル

1兆円があれば、銀座や六本木の高級商業ビルを複数購入することが可能です。

例えば、100億円のビルを10棟購入しても、まだ資産が9000億円残ります。

これにより、銀座や六本木の一等地に複数のビルを所有し、賃貸収入を得ながらさらに資産を増やすことができます。

お金があるところにはお金が寄ってくるものですね。

世界最高級の車ブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワール

世界で最も高価な車です。価格は約20億円。

8.0リッターのW16エンジンを搭載し、最高速度は約420km/hに達します。
1500馬力を誇る強力なエンジンで、驚異的な加速力を持っています。

カリブ海やフィリピンのプライベートアイランド

もしも1兆円の資産があったなら、なんとカリブ海のネッカーアイランドのようなプライベートアイランドを購入することも可能です。
ネッカーアイランドには、美しいビーチ、青い海、そして豪華なヴィラがあります。

この島では、完全なプライバシーと高級なライフスタイルを楽しむことができ、まるで自分だけの楽園にいるような気分を味わえます。

贅沢な宿泊施設やアクティビティが豊富に揃っており、リラックスするには最適な場所です。夢の世界ですね。

価格はおよそ300億円です。

530億円のプライベートジェット

航空会社の定期便をみんなのためのフライトと呼ぶならば、プライベートジェットはあなたのためのフライトだと、ANAの公式サイトは謳っています。

航空券を買って大勢の搭乗客とともに指定された便に乗る定期便と違い、プライベートジェットでは時間の融通が利く、プライベート空間の確保などのメリットがあります。

どうやら日本でも近年需要が高まっているとのこと。

ただし、あくまでもこれは企業による利用増加のお話です。

これを個人で購入し、内装費用なども含めて世界で最も高価とされているのは、サウジアラビアの世界的大富豪とのこと(東洋経済オンライン 2020年1月記事より)。

空飛ぶホテルとも呼ばれる高級ジェットで、旅先までの時間も誰にも気兼ねなく過ごせるのは資産家ならではの贅沢ですね。

世界最高級な一軒家アンティリア

「アンティリア」と名付けられた世界一高額な一軒家は、インドのムンバイにある約1,000億円の邸宅です。

なんでも、インドの大富豪が建設した建物で、27階建て、使用人が600人もいるとのこと。

建物の中にはスパや50席の映画館、3つのヘリパッドまで存在するのだとか…!

使用人600人って、小規模な会社よりよっぽど大きな組織です。

家の中なのに会社のように組織が存在しそうですね。調理部とか掃除部とか…

家の中に部長課長が存在するとしたら、冗談みたいな話ですね。

使用人の顔を全員覚えるのも大変ですし、自分の家なのになんだか落ち着かなそうと思ってしまいます。

家というより城ですね。

日本一の資産額を誇る某企業トップの資産額は5兆円超

世界のUNIQLOを率いる柳井正氏の資産額は、5兆9千億円と言われています。(2024年5月、毎日新聞より)

これだけ莫大だとイメージしてきた1兆円が、さらに複数あるなんて。

それだけ世の中によい影響を与え、私たちの生活を変えているということだと思います。

まとめ

さすがに1兆円も資産があったら、支払いにおびえる生活とは一生無縁だと思います。

事実上無限大にお金が使える境地だと思われます。

1人が一生かけても、1兆円を使い切るのはそれほど簡単ではなさそうです。

使っても使ってもお金が増える一方って、どんな感覚なんでしょうか。

やっぱり飽きてしまうものでしょうか。

もう何にもいらない。遊んでないで働こう。他人のためにお金を使おう。人や企業のために投資しよう。

っていう、他社貢献の境地に至るのでしょうか。想像もできないけれど、ぞっとするほどの夢がありますね。

ちなみに一般的に大台と言われる年収1,000万円でも1兆円到達までに10万年かかります。

1,000万円でも「努力の人」「能力の高い人」というイメージがあるのですが、

一兆円となると、それを遥かに超え、人並外れた社会貢献が必要なのだろうと思います。

ご参考までに!

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