FX依存症と借金返済

FX依存症と借金、抜け出せない現実

こんにちは、mizukiです。

私は自分がFX依存症だと自覚しています。

借金の大半の原因でありながら、どうしてもFXに頼ってしまうのです…。

お金を増やすわずかな希望に賭け続けていますが、その一方で借金返済は進まず、むしろ悪化しています。

この記事では悪循環から抜け出せない理由と、日々感じている葛藤についてお話ししたいと思います。

FX依存症の始まりは資産運用の面白さを経験したこと

10年以上前、私は今よりも低収入だった時期に、将来の資産形成を目的として始めた投資信託による資産運用の面白さに目覚めました。

投資信託はリスクがそれほど高くなく、試してみると思ったよりも安心して運用することができ、運用成果を確認するのがとても楽しみでした。

それまで「1円でも損する可能性のあるものなんてやりたくない」とまで公言していた私。

ちょうどアベノミクス直前から日本株投信の購入をスタートして、すぐに値上がりし始めたのです。以降180度意見が変わって「もっと早く始めればよかった!食わず嫌いしてた~!」と後悔までしたものです。

しかし、1日1度しか値動きしないという特性から、資産を大きく増やすにはまとまった原資か、長い時間が必要だと感じました。

初めてのFXはSBI証券で開設した国内FX

そこで、当時から資産の少なさに悩んでいた私は、少ない資金で始められる国内FXに手を出したのです。

しかし、当時はトレードの判断基準や経験が全くなかったため、FXはコントロール不可能なただのギャンブルと感じ、すぐに辞めました。

下手な成功体験がなかったため、特に抵抗はなく、数年間はFXと無縁の生活を過ごします。

海外FXと出会い面白さにハマる

数年後、異動の地で環境が変わったことから出費が嵩み、資金繰りに困り始めます。
そこで再びFXに意識を向け始めるようになりました。

しかし今度は以前とは違います。
海外FXで原資の2,000倍までトレードできるという情報を得て、過剰に期待を抱いてしまいます。例えば、原資が1万円しかなくても、レバレッジをかけて2,000万円で取引しているのと同じ効果を得られるのです。

これなら原資が少なくてもいけるかもしれない!と意気込んで再挑戦しました。上手くいくときは3万円を1週間ほどで15万円にすることができ、当時のクレジットカード支払資金に充てることができました。素人ながらなかなか嬉しかったものです。

こんなふうに昔よりも少しずつ値動きの特徴がわかってきて勝率も上がりましたが、安定しません。負けが続いた時には「これ以上は危険」と判断して再び辞めることにしました。この辺りまでは正常な判断ができていたのですが…

私生活でのトラブルによりFXに依存するように

しかし、私のFXへの興味と期待はここで終わりませんでした。

私生活での色々が重なった時期があります。当時は苦しい気持ちで押しつぶされそうでした。
何が楽しいと感じるのかわからなくなってすらいました。そこで、「楽しい気持ち・安心感を取り戻すためにお金を増やしたい」と考えるようになるのです。

派手に豪遊したい、というよりはとにかくほっとして生活したいという感情が強かったです。
あとは何かに没頭することで気を紛らわせたかった、という気持ちもありました。

給与も貯金も退職金も使い果たす

それでもFXを再開するたびに逆に貯金はどんどん減り、最終的には貯金も退職金も数か月で全て消えてしまいました。

クレジットカードを使って生活費や投資資金を捻出していましたが、結局その支払いもできず延滞し続けます。返済も滞り、連絡もつかないことで実家にまで人が訪ねていってしまい、疎遠になっていた親に借金の一部がバレてしまいました。

その時、あまりの惨状に「まとめて返してしまいなさい」と親が資金を融通してくれたため、一時的には借金額は落ち着きます。しかしその後再びFXで全てを失うことになります。

一時的には反省したものの…借入資金でFX入金する癖がついてしまう

その後も、勝ったり負けたりの繰り返しを辞められず、原資の入金をクレジットカードに頼ってしまうため、「支払日までに勝って原資を回収できるか」、「増やして生活費に充てられるか」で毎日そわそわし、睡眠時間さえ削って何とかしようとする日々が続きました。

最初こそ数万円程度だった原資は日に日に桁が増え、金額が大きすぎて、少し働いた程度では用意できないほどになり、無力感を感じ続けていました。

一度は親のおかげで減った借金ですが、空いたアコムの借入枠から30万円借りて、一瞬で全て溶かしたこともあります。

なぜやめられないのか – わずかな可能性への執着

「そろそろ親からも借りられないし、総量規制もオーバーしているからやめなければ」と何度も思いました。

しかし、やめたところで支出が収入を上回るという現実があり、何かしら対策は必要なのです。

焦ってトレードしなければ勝てる可能性があるため「ポジポジ病さえコントロールできれば、ひどいことにはならないだろう」と考えてトレードを辞めないという判断をしました。

しかし、実際にはその気持ちの焦りをコントロールできず、エントリーチャンスを探しすぎて、せっかく増やした資金も全て失うことが続いています。

ひどいときには、3万5千円から10日間かけてせっかく増やした70万円を、支払日当日に全て溶かしてしまったこともありました。欲を出さずに手を引いて出金をかけていれば、今より70万円は借金額が少なかったはずです。

現実的な選択肢と向き合い方

私は自分の依存症を自覚し、このままではいけないと理解しています。

しかし、現在の取り組みは、「無駄にエントリーしない」「勝てないと判断した相場に手を出さない」といった、基本的な注意にとどまっています。しかも努力目標程度のゆるい取り組みです。

「無理かもしれないけれど、勝てるかもしれない」という希望的観測で負け続けているのが現状です。

なぜここまでFXにこだわるのか

私はなんでこんなにFXにこだわっているのかな?

何度も深く考えました。

ただ、考えても考えても、そもそも月36万円以上手取りで稼がないことには生活できないから、増やすしかないという結論に辿り着きます。返済額が足を引っ張ってさらに借金を誘発する結果に。

そして今の私には必要額を用意できるほどの収入源がありません。
だから、なんとかしてFXで生活の足しにしないと…という焦りがあるんです。

過去の栄光によって「また勝てるかもしれない」という期待を抱いてしまう

下手に過去に利益を上げた時期があり(1日30万円ほど連日稼げている時期があった)、なんとかうまく管理すればまたプラスにできるのでは??という甘い期待を抱え続けているのです。

今後は、

  • とにかくこれ以上借金を増やさない
  • 毎月確実に借金を返済し続ける

以上が目標です。私の場合、既に借金返済中のみなさんよりもマイナスからのスタートです。

このままでは返済するための人生になってしまいます。素敵なライフイベントを経験できないまま人生を終えることにもなりかねません。

無駄を徹底的に削ぎ落とし、今何をすべきか?自分に問いかけ続けるつもりです。
これを機に借金返済だけでなく、人生そのものを変えることを目指しています。

結論: 自分を責めないために

依存症に苦しむ自分を責めることは簡単です。しかし、それだけでは何も解決しません。

私は、自分の弱さと向き合いながら、少しずつ前に進むことを選びました。いつまでも同じことを繰り返してはいられません。まだ結論は出せていませんが、何かしら行動を変えていかないといけません。

どんなに小さな一歩でも、進み続けることで未来を変えることができると信じています。

この記事を読んでいる皆さんの中には、同じような苦しみを感じている方もいるかもしれません。諦めなければ状況は必ず改善します。

一緒に少しずつでも前に進んでいきましょう。

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