シェアハウスはやめたほうがいい?2年住んでみた実体験

シェアハウスは、生活費を抑えたい人にとって魅力的な選択肢です。

この記事では、実体験をもとにシェアハウスのメリットとデメリットを詳しく紹介します。

私自身、借金がある状態で退職し、無職で唯一選べる住まいがシェアハウスだったため2年弱生活していました。

シェアハウスを選ぶメリット

審査なし、無職でも入居できる

シェアハウスの魅力の一つは、無職でも入居できる物件があることです。

求職中の人にとって、この柔軟性は非常にありがたいものですよね。

さらに、一般の賃貸物件のような審査もなく、初期費用さえ振り込めばすぐに入居できるため、簡単に新しい生活を始めることができます。

保証人なしでも住める

一般の賃貸契約は保証人を求められることが多いですが、その必要がないシェアハウスも存在します。

私の場合も緊急連絡先の申告を求められるだけで、実際の連絡確認はありませんでした。

これによりスムーズに入居手続きが進められます。

家賃と初期費用が安い

シェアハウスの最大の魅力は、なんといっても費用の安さです。

家賃に光熱費が含まれていて、全体の生活費を抑えることができます。

さらに初期費用も5万円程度と非常に低価格な物件もあるため、経済的に余裕のない状況でも安心して入居が可能です。

シェアハウスのデメリット

衛生面の問題

シェアハウスの大きなデメリットは、衛生面です。

簡単な掃除が週に一度程度で、綺麗好きな人にはストレスとなるかもしれません。

実際とても汚かったですし、比較した他の物件では電話口の担当者から

「あまりきれいな物件ではないので、内覧してからの契約をおすすめします」と念押しされることもありました。

プライバシーの欠如と生活音問題

個室はあっても壁は薄く、完全なプライベート空間はありません。

電話していれば音漏れしますし、足音で誰が帰宅したか判断できるほどです。

そのため常に息をひそめるような生活をしていました。

夜に働いていた時期は、朝方の物音で目覚めてしまい熟睡できませんでしたし、私が深夜に帰宅した際には苦情がくることもありました。

保管スペースの不足

荷物を収納するためのスペースが限られています。

特に長期間住む場合、収納場所の不足が大きな問題となるでしょう。

物件にもよりますが、個室は4畳半ほどの空間しかなく、洋服の収納スペースは簡素なハンガーラックと小さな衣装ケース程度でした。

シェアハウス生活の実際の体験

共用スペースの使用時間制限

共用スペースの使用時間が限られているため、行動が制限されます。

例えば、キッチンやシャワーブースは一般的なマナーの範囲で23時頃までとされていて、自由な時間に使用できないことが多いです。

他の住人とバッティングして、どちらかが譲らないといけないこともありました。

これが急がしい朝の時間帯だと、シャワーを浴びたいのに誰かが使っている…なんてことにもなりかねません。

外食やテイクアウトの増加

家賃が割安な一方、食材や食器の保管スペースがなく共用キッチンは使いにくいため、外食やテイクアウトが増えました。

最高で食費は月7万円です。

1食あたり1,000円とすると想定の範囲内ですが、自炊すれば半分以下と考えると、不要な出費と感じます。

訪問者制限

物件によっては、入居者以外出入り禁止の場合があります。

私が住んでいたシェアハウスは、事前に申請が必要でしたし、宿泊はできませんでした。

どのみち狭いですし、人を招くような環境ではありませんでしたが…

そして男性は出入り禁止でした。

長期間の生活は不向きな環境

数ヶ月で退去する方が大半で、長く住んでいるのは外国人の方くらいでした。

長期間住めばむしろ割高になり得るし、自由や行動が制限されます。

最低限の荷物で入居しても、普通に生活していたら物は増えて当然です。

リラックスできる環境でもないため、自然と外に出ることが増え、出費が増えました。

シェアハウスは悪いイメージがある?

シェアハウスに住んでいること自体、良いイメージを持たれないことが多いです。

特に、経済的な事情からシェアハウスを選んでいるとみなされることが多く、

「ちゃんとしていない人が住んでいるイメージ」と言われたこともあります。

シェアハウスといってもピンキリで、きれいで家賃が高いところもあるんですけどね。

まとめ

結論として、シェアハウスは仮住まいとしては、コストパフォーマンスが良い選択肢です。

しかし、住環境の重要性を考えると、長期間住むには確実に不向きです。

個人的にはストレスがたまりやすく、すべてが不便でした。

これから利用する方には、短期間の利用、あらかじめ退去日を決める、すぐに賃貸物件を確保することを強くお勧めします。

この記事が、適切な住まい選びの参考になれば幸いです。

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