借金返済のモチベーションを保つ4つの方法

借金の返済に取り組むのは、精神的にも肉体的にも大変な挑戦です。

この記事では、借金返済中にモチベーションを保つための4つの方法についてお話しします。

私自身の経験から学んだことを共有し、少しでも同じような状況にある方々の参考になればと思います。

借金がある=だめな人間ではないと認識すること

借金を抱えていると、その状態に次第に慣れてしまうことがあります。

返済が生活の一部となり、返済している日常が当たり前のように感じてくるかもしれません。

他でもない私自身がそうです。

しかし、借金に慣れてしまうことは、自己肯定感を下げる要因にもなり得ます。

「私は計画的にお金を使うことができないだけじゃなく、ないお金を使ってしまう浪費家でダメ人間なんだ。こんな私のことを知ったらきっとみんな離れていく」

と思うことが多くなり、その結果いつも自分に自信がなく、他人と深い関係を築くことが怖くなってしまったのです。

借金があるからといって、自分の価値が下がるわけではありません。

少なくともこれから先同じことを繰り返さず、「なぜ借金をしてしまったのか」「同じことを繰り返さないためには何を変えるべきか」と自分に問い続け、自分と向き合い続けること。

自分をよく知り、過去の自分よりも成長していることを実感すること。

それこそがモチベーションを保つための第一歩です。

信頼できる誰かに打ち明けること

借金について誰かに相談するのは、非常に難しいことです。

私も借金の問題を抱えている今現在まで、ほとんど誰にも相談できずに一人で悩んでいました。

友人や家族に話すことができず、重苦しい気持ちを常に抱えていたのです。

結果的に親にバレてしまった後も借金は内緒で膨らんでいきました。一度は大半の借金を親に建て替えてもらうことで何とかなったにも関わらず、です。

当然、消費者金融からMAX借りていて生活ギリギリ…なんて正直に言えるはずもありません。

でもあるとき、クレジットカードの返済が1か月遅れてもなんともならず、改めて親に頭を下げる機会があったのです。

親からは「病院に行くように」と何度も念押しされ、それを条件にまた追加で立替してもらうことになりました。こんな話本当はしたくなかったけれど、その反面「相談できてよかった」と、ほっとする自分もいたのです。

人に話すことで心の負担を軽減できる

借金について誰かに話すことは、とても重要です。

信頼できる友人や家族に相談することで、心の負担を軽減することができます。

もしも身近な誰かに相談が難しければ、専門家に相談することで、具体的なアドバイスをもらうことも可能です。もちろん、直接的な解決には至らないかもしれません。

それでも心理的な負担を軽減できることは、思いつめがちな債務者にとっては前向きに返済をしていくための大きなステップとなるはずです。

一人で抱え込まずに、誰かに話す勇気を持つことが、モチベーションを保つための大切なステップです。

自分の人生を大きく変えるチャンスととらえる

借金がなければ、もっと多くのことに挑戦できたかもしれません。

私も、借金返済に追われる生活の中で、多くのチャンスを逃してきました。

旅行に行ったり、新しい趣味を始めたり、誰かと会ったり、自己投資をしたりする余裕がなかったのです。(借金ができてからも無理して旅行をしたことで、返済のチャンスを失ったこともありましたが…)

常にお金のことが気がかりで、長い間お金のことばかり心配し続けてきました。

お金が心配だから、とやりたくもない仕事に1日の大半を費やして、限界まで憂鬱な気分で過ごし続けたこともあります。

それは自分のお金の使い方に問題意識を感じながら、自分と向き合うことを避け続けてきたからにすぎません。

借金があっても挑戦できることはあります。

借金返済のプロセス自体が、新しい挑戦とも言えます。

毎月の返済計画を立て、それを実行することで、大きな達成感を得ることができます。

また、小さな成功体験を積み重ねることで、自信を持つことができます。

収入の増減に関わらず、収支バランスを保ちながら生活していくこと。

これができるようになれば、どんな状況でも生活を続けていくことができるでしょう。

返済管理表を作って管理する

いつ終わるかわからない戦いより、ゴールが明確だと人はやる気をキープしやすいです。

これ以上負債を増やさない前提で、返済管理表を作ってみましょう。そして、今のままの返済ペースなら完済するのは●年●月!という目標に向かって、1日でも早い完済を目指すのです。

  1. 返済スケジュールの設定
    • まずは、借金の総額を把握し、毎月の返済額を設定します。目標とする返済完了日を決め、その日までの返済スケジュールを作成します。
  2. 進捗状況の記録
    • 毎月の返済額とその進捗状況を表に記録します。返済額を記入することで、どれだけ借金が減ったかを一目で確認できます。
  3. 目標達成のためのマイルストーン設定
    • 大きな目標を達成するためには、小さなマイルストーンを設定することが大切です。例えば、特定の金額に達したとき、自分にご褒美を設定するなど工夫をします。

表の例

返済額残高進捗率
150,000円450,000円10%
250,000円400,000円20%
350,000円350,000円30%
450,000円300,000円40%
550,000円250,000円50%
650,000円200,000円60%
750,000円150,000円70%
850,000円100,000円80%
950,000円50,000円90%
1050,000円0円100%

このような表で視覚的に進捗状況を把握でき、モチベーションを維持しやすくなります。

また、目標達成までの道のりが明確になることで、借金返済への意欲も高まります。

まとめ

借金返済は、決して簡単なことではありません。正直、私もいまとても苦しいです。

しかし、適切な方法で進めることで、確実に返済を完了することができます。

返し続けていれば、いつかこの戦いは終わるんです!

借金のある状態に慣れないように注意し、誰かに相談することを恐れず、深い関係を築くことを避けないようにしましょう。そして、自分を変えるチャンスと捉え、もう二度と昔の自分に戻らない。この戦いが終われば自分は何でもできるのだ、と信じ続けることです。

また、精神論だけで気合いを入れるのではなく、視覚的に進捗状況を把握し、モチベーションを保つことができます。

借金返済は大変な道のりですが、必ずゴールにたどり着けることを信じて頑張りましょう。私の経験が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

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